殺戮都市

色々と聞きたい事はある。


恵梨香さんはどうして北軍の人なのにここにいるのかとか、俺はこれからどうすべきなのかとか。


自分で決めるにしても、あまりにも情報が少な過ぎるから、情報が欲しいのに……。


そんな真面目な考えも、あっさりと粉砕してしまう破壊力を持っている純白の下着。


意識が……嫌でもそっちに向いてしまう。


少しだけなら……触っても大丈夫かな。


いやダメだと、激しい葛藤に手が宙を漂う。


それでも誘惑に負けて、下着に手が触れそうになった時だった。










ガタンッ!











と、浴室から何かが倒れるような音が聞こえて、俺は驚いて手を膝の上に戻した。


「な、何もしてませんから!」


なんて魔力だ。


下着の誘惑恐るべし!


ドキドキして、いつ恵梨香さんが出て来ても大丈夫なように姿勢を良くして座っていたけど……。


恵梨香さんは出て来ない。


俺が心惑わされている間に、結構時間が経ったのに。


それに、今の音は?


心配半分、スケベ心半分で、そっと浴室のドアに近付いた俺は、中にいる恵梨香さんに声を掛けた。


「恵梨香さん?今の音は何ですか?」


でも……返事はなかった。