臆病な恋




「頼むよー!
人手が足りないんだよー!」




「え~…」




2人が話していると、後ろから




「透斗?」




透斗が振り向くと、そこにいたのは
2組の小峰真希(こみねまき)だった。




え……小峰さん?




雪音は2人を見つめていた。




「…その格好………」




「な、なんだよ…?」




真希がまじまじと見てくるので聞くと
いきなり笑い出した真希。




「透斗、その格好似合いすぎてウケる!」




「うるせー!」




……ずいぶん仲良いんだ………




2人の様子を見てそう思った。




「ねぇ、どうせ暇でしょ?
宣伝回らなきゃだから一緒に行こーよ」




「なんで俺が…」




「いいから行くよ」




そう言うと、真希は半ば強引に透斗を
連れ出した。



その姿を雪音はじっと見ていた。