「雪音ー、おはよー!」




声のした方を振り向く雪音。




「おはよ、瑠佳!」




そこにいたのは雪音の親友・瑠佳だった。





「クラス分け、見に行った?」



「行ってない…」



「同じクラスだといいね…!!」






暖かい日差しが心地いい、桜の舞う季節。


雪音たちは無事に進級することができた。





「────瑠佳っ!」




前からやってきたのは瑠佳の彼氏、
前橋博文だった。




「おはよ、博文」



2人は誰が見てもお似合いのカップル
で、学校でも有名なのだ。





「クラス一緒だったよ!」



「え、ほんと!?」



「ほんとほんと!
自分の目で確かめてこい!」



「そだね。雪音、見に行ってこよ!」