愛してとは言わないから





ぐっと唇を噛み締めて、望乃華の部屋に入る。




そこは相変わらず散らかっていた。




お菓子の食べかすや服があちらこちらに散らばっていた。




「こんな部屋じゃ、わたしだって勉強に集中出来ないよ」




小さくそう呟いて、わたしは部屋の掃除を始めた。