愛してとは言わないから




雨のせいで、私が泣いていることなんて誰にもわからない。



声を殺して泣いた。



トボトボと歩きながら病院に向かう。


このまま、学校を休んでしまうとそれこそ見捨てられてしまう。



わたしには、勉強しかないんだ。


あの家でわたしが存在するためには常に一番をとらなければ。




褒められなくたって、認められなくたって愛されなくたって。



わたしにはもう、それしか残っていないのだから。