「まったく、ののちゃんはあんなに明るい子なのに、どうして菜穂はそんなに暗いんだろうね」 お母さんはため息をこぼしてリビングのある一階に降りていった。 ――――わたしだって、望乃華みたいになりたかったよ。 でも、どんなに頑張ったってお母さんとお父さんはわたしなんか見てくれないじゃない。 本当はそう泣き叫んでやりたい。