愛してとは言わないから




その緩慢な動きに、何故だかわたしの胸の鼓動は悲鳴を上げていた。




「確か、お前は"菜穂"だったな」




「え......」



「菜穂が悪くないのは、俺はちゃんと分かったから」


一之瀬くんはそういうと、わたしの頭を乱雑に撫う回した。




な、んで......?