愛してとは言わないから





「何、家でまで勉強?」




そう言いながら一之瀬くんはズンズンと部屋の中に入ってくる。



...根暗だと、思われたかな。



まあ、そうだよね。



分厚いメガネに、長いスカート常にみつあみの髪、家でまで勉強だなんて根暗中の根暗だ。



普通の人なら、そう思う筈なのに、




「凄いな、お前。」




「え......?」




思いもよらない言葉に思わず顔を上げてしまう。



そこには、優しいほほ笑みを浮かべた一之瀬くんが居た。