なんて不安を抱きながらも、友達と別れ、自分の教室ー‥2年3組に足を踏み入れた。
 
 
 
「はあー‥。
ほんっとについてないや。」
 
 
大きなため息を一つ吐き出し、黒板にかかれた出席番号の席へ目をやった。
 
 
 
‥私の席は2列目の前から2番目。
 
出席番号は12番。
 
 
先生とかなり距離が近い席。
 
 
‥ー新学期早々ついてなさすぎる。
 
 
 
友達とクラスが離れるわ、2-3に知り合いはほぼいないわ、席は先生と距離が近いわ‥。
 
憂鬱だ。
 
 
なんて机の上にカバンを置いたまま、心の中で愚痴っていると、誰かが自分に、思い切りぶつかってきた。
 
 
かなり勢いがついていたので、
相手もあたしもあたりにある机を巻き込んで、派手にこけた。
 
 
 
「いったあー‥。」
 
「ってえ‥。」