♪~♪~♪



「んだよ…うっせーな~…」



携帯の着信音が

静かな部屋にしつこく響き渡る

眠い目をこすりながら

携帯の画面を見てみると

電話をかけてきたのは紫音だった




ピッ



「なんだよこんな夜中に…」



『なに言ってんだよ春馬っ!』



「はぁ~…?」



『もう7時半だぞ!お前

出発までもう15分しかねえぞ!』



「………………………」