「やっ、やめろよその呼び方…!」
「いいじゃんか~。ちょっと残念でも
お前は顔だけはいいんだからさ~っ」
「顔だけ良くても意味ねえよっ
つーか、別にイケメンでも何でもねえし」
「イケメンに限って自覚ないんだよな~っ
特に春馬は鈍感だから
そんな鈍感な春馬に…すげーいいもん紹介してやる」
「いいもん?」
「つけたら誰でもモテる惚れ香水っ!
その名もホレール…!」
「ホレール?なんか胡散くさっ…
そんなもんあったら苦労しねーよっ」
たかが香水、されど香水
そんなもので簡単にモテるなら
とっくの間に世間で噂になってるはずだ
そんな非現実的なもの
簡単に信じられるはずがない


