「俺だけ食べんのもなんか虚しいし 一緒に昼食べよって言ったの、橘だろ?…はい」 「あっ、ありがとう…っ」 「それに橘って細っこいし、心配になる」 細くてスラリと伸びた指 強く掴んだら簡単に折れそうな腕 それもこれも、祭りのとき 橘をおぶった時にそう感じた