恋愛*モノグラフィティ



小雨が降るなか

ぎこちなく手をつなぎながら

俺達が最後にやってきたのは



「神社…?」



「ここね、ガイドブックで見つけて

すっごく来たかった場所なの」



目の前には大きな鳥居

たくさんの参拝者

奥には願い事が書かれた絵馬が

たくさん掛けられていた



「ちょっと待ってて!」



「おうっ…」




橘は俺に傘を預け

どこかに走って行ってしまった

人がごった返すなか

俺は橘のことを必死に目で追いかけると