恋愛*モノグラフィティ



ガラス細工の店を出てから

資料館や教会、駅の地下街や時計台

色んなところを回った

町中を歩いていると



「冷たっ!」



「ん?雨か…

どうりで空が曇ってるわけだ…」



「わたし、傘もってきてるよっ」




そう言って橘は鞄の中から

折り畳みが傘を取りだし



「はいっ」



「あー俺は大丈夫大丈夫…!」



隣どうぞ、と言わんばかりに

橘は傘を少し傾け俺に差し出す