そんな私と豊との関係が一変するのは、その日の帰り道でのことだった。 いつもの通り、家の前まで豊は送って来てくれた。 「ありがと。それじゃ………」 おやすみなさい。と私もいつもの挨拶を口にのせようとした、その時。 「あのさっ!!ーーー」 豊が声を上げた。