「ねぇ」 僕が黙っていると、天使様が言を紡がれる。 「ーーーはい」 僕は少し身構えた。 「あたしが、貴方の願いを叶えに来たとしたら? この2人と貴方を家族にしてみせると言ったら? 貴方は、この飴玉を舐めてくれる?」 「え………」