「そう……」と、天使様は悲しげにおっしゃった。 そしてふと、僕の隣にあった、穴にお気付きになられたようだ。 「ここから、何を見てるの?」 「僕の、未来の家族です」 「この、2人……? どうやら、道を違えてしまっているようだけれど……」 僕はムッとした。 それは僕も気にしていたところだから。