「ーーーー、お陽ぃちゃん!お母ちゃんすぐに呼び戻しといで!!それからお医者さんっ!場所分かる!?」 「うん!分かる!!」 そのまま陽は、表を全速力で走り出す。 「気いつけよっ!!」というおばさんの声は、もはや陽の耳には入って来なかった。