「つぐみを豊が独占したら、私とつぐみの時間が無くなるでしょっ!
豊は自分でやってよっ!!」
ひばりが怒る。
「まっ、とにかく。
本条君は今回も自力で頑張ってね!」
タイミング良くひばりと本条君の家の最寄り駅に着き、電車の扉が開く。
ひばりは私にバイバイと言った後、本条君に向かって何か言いながら、本条君と一緒に電車を降りて行く。
「おいっ!相原、ひどいぞっ!!」
本条君は電車の中にいる私に向かって叫ぶけれど……
ごめん、今回は無視させてもらう!!
だって本条君、1人で勉強したって、よく出来るんだもん。