毎朝、本条君とひばりは、私の側にいてくれる。 ひばりとは楽しくお喋りしているから、あまり気にはならない。 ただ、本条君は自分が「満員電車は誰かと一緒に」と言ったから、と責任を感じて一緒にいてくれているのかなぁ…と少し心配だけれど。 ひばりは「大丈夫、大丈夫。あいつも楽しんでるから、朝の時間」 と言ってくれているから、心配はほんのちょっとだけって決めている。 そして、その変わりに本条君が暇な顔をしないように、毎朝頑張っているの。 私にとっては、その努力すらも、幸せな朝の習慣となった。