先生へ

 でも、Aちゃんでもなく先輩でもなく私にメールをしてくれたのが実は嬉しいんです。
 だって、弄ばれていたとしても、私が先生を好きなことは変わりなくて。
 好きな人からメールしてもらえるのがこんなに嬉しいなんて初めて知ったんです。

 
 先生、好きなんです。
 好きなんですよ。
 今でも、胸が締め付けられるくらいに。

 忘れられないんです。
 意地悪な所も、悪戯ばかりな所も、実は大人な所も。
 

 「行かせない」なんて言ったのは先生なのに、本当に引き留めたかったのは私の方なんです。