小児病棟

「悟、どこに隠れてんだ?」

第八病棟に入り、正哉は慶一とともに悟の捜索にあたった。第八病棟は、その造りはほぼ自分たちの第十二病棟と似ていた。正哉は、勝手知ったるというかんじで洗面所、洗濯室などをのぞいてまわる。

「あ! 悟! みっけ!」

そして、ついに、食堂にいた悟を発見。悟は食堂のテーブルに座っている。その近くには、数人の車椅子の患者がいた。車椅子の患者はすべて男性、年はみな三十代くらいと思われた。