四人は、病棟を今来た方へ引き返し、三たび待合室へと降り案内板の前に行った。
「お! 上に喫茶室があるじゃん」
悟が、案内板を指でさした。
「喫茶室か、言ってみようか」
と、正哉もすぐさま賛同するものの、再び案内板を見て
「ええと……でも八階だって。歩くの辛いなあ……」
と、おっくうそうにつぶやいた。
「じゃあ、これに乗っちゃう?」
すると悟は、そう目配せをしながら、案内板にプリントされているエレベーターのマークを指でおさえた。
全員、顔を見合わせる。次の瞬間……
「こっちだ!」
四人は横一列になって走りだした。
「お! 上に喫茶室があるじゃん」
悟が、案内板を指でさした。
「喫茶室か、言ってみようか」
と、正哉もすぐさま賛同するものの、再び案内板を見て
「ええと……でも八階だって。歩くの辛いなあ……」
と、おっくうそうにつぶやいた。
「じゃあ、これに乗っちゃう?」
すると悟は、そう目配せをしながら、案内板にプリントされているエレベーターのマークを指でおさえた。
全員、顔を見合わせる。次の瞬間……
「こっちだ!」
四人は横一列になって走りだした。



