小児病棟

「あの子たち……さっそく」

看護婦さんは、そう呟いてほほえんだ。そんな看護婦さんをよそに、つとむの母は不安げな表情を隠せないでいた。すると、一号室のドアが開き、正哉と裕二、そしてつとむの三人が駆け込んできた。

「つとむ!」

母親が振り向くと、そこには先ほどまでの不安げな表情とは違って、にこにことした笑顔のつとむがいた。