小児病棟

大広間に降りると、そこではすでにテーブルが何列も並べられていて、民宿のおばちゃんとバイトとおぼしき女性が数人、ご飯の用意をしてくれている最中である。
子供たちも徐々に集まってきていて、ワイワイガヤガヤと騒がしい。

「俺も手伝うよ」

悟は、広間に入るやいなや積極的に手伝いをかってでる。

「あら、僕ありがとうねえ」

民宿のおばちゃんは、そんな悟に鯵のひらきを悟に渡した。

「あ、こいつ、早く食べたいだけですから」

正哉が笑いながら悟を指差した。

「うるせーよ!」

図星だった悟は苦笑いしながら、鯵のひらきをテーブルに並べていく。正哉もご飯を並べていった。