小児病棟

「そろそろ、みんな集まってくる頃かな……君達、一緒にお楽しみ会に参加しないかい?」

そんな正哉達に、車いすの男性が声をかけた。

「え? いいの?」

悟は、口からポテトをはみださせつつたずねた。

「かまわないよ。全然いてよ」

男性は、そう言ってほほ笑んだ。

「そう言えば君達の名前、まだ聞いてなかったな……」

男性はふと、正哉のほうを見て言った。


「あ……加藤…加藤正哉です」

「正哉か、君は?」

「俺は福島悟!」

悟は、自分の胸に親指を指した。裕二、慶一もそれぞれ自己紹介をした。

「そっか、俺は北川っていうんだ。みんなよろしくな」

男性は、そう言ってほほ笑んだ。