万事屋の嫁


「ふぁ…ん…?ここドコ?」
「んあ?目ェ覚めた?」
目をさますと見覚えのない天井が目に飛び込んできた。
「え!!!」
これは夢なんだ。そうなんだ。
目を覚ませ、私。
一度瞳を閉じて、もう一度開くと…
「え!?やっぱりここどこ!?」
「えー?どうしたの?」
っていうか、この人…何??
私、昨日どうしたんだっけ。
……そうだっ!?私、昨日男の人にぶつかって…運んでもらって……。
「ごめんなさいっ!!私、寝ちゃってた!!」
思い出すと、運んでもらうって言っておんぶしてもらったんだった。
思い出した私は急いで立ち上がろうとした…が。
「いたいっ!!」
「バカッお前足ひねってんぞ!?」
「ほ…ほんとだ…いった…ぃ」
みてみると足が赤く腫れている。
「大丈夫か?とりあえずお茶飲んどく?」
「はぃ…ありがとうございます…。」
お茶を飲みながら、ふと外をみてみると…光が差している。もう昼だ。
「あのっ!今何時ですか!?」
「昼じゃねーか?」
「ぁ…!?ごめんなさいっ私!こんな長居して…」
「いーのいーの。俺が休んでく?って言ったんだし。」
「そんな…悪いでs…」
ぐぅううう
こんなときにお腹が鳴るなんて…私。
「ははは。だよなー。腹減ったよなー。なんか食べ行かね?」
「は…はい!」
あ。でも私今歩けない…。
「さ。おぶってく。」
ひょいっと軽々とおんぶされた。
私たちはラーメンを食べることになった。