「そっれっはー♪」



「母さんそれは俺から説明するよ。」



「あらー、拓翔くん♡ありがと♡本当に頼りになるわ。」



すると、お父さんは旅行について詳しく話してくれた。



「まず、行くメンバーは俺と心ちゃん、それからさっき言った藍沢さんだ。ちなみに悠 (ユウ)と桜子 (サクラコ)っていう名前だ。子どもは2人いる。まあ、あってからのお楽しみだ。行き先は世界一周旅行。帰るのは3ヶ月後ぐらいだと思う。ちなみに悠と俺は親友で心ちゃんと桜子さんも親友だ。会社の取り引き先でもある。悠の子どものめんどうをちゃん見るんだぞ。よろしくな。」



……。




はぁぁぁぁぁ?子どもを、おいて友達と3ヶ月間旅行?



めんどうはあたしがみろ?



「そんなの無理!」



お父さんは困ったように笑った。



「それじゃあせっかく立てた予定が…。あっちの子はおっけーしたんだけどな。」



うっ……。あたしはお父さんのその顔に弱い。



つい、うなづきそうになってしまう。



「でも、有翔達の意見もあるしそこは考えた方が…。」




あたしは口ごもった。