恋色キャンディ

急いで靴を履きかえてる途中に、予鈴がなった。



「やばい!いそがなきゃ!」



あたし達の学年は10組まである。



あたしは東校舎の4組だ。



6から10は渡り廊下で繋がれている西校舎へ行く事になる。




西校舎じゃなくてよかった。



東校舎の方が景色いいしね。



特に2-4は景色がいい。



窓の外にはあたしの大好きな桜木道があるしね。



ゆっくりしてる場合じゃない!



急がないと、チャイムがなっちゃう!!



5、あと階段1つ



4、あがりきった!いそがなきゃ!



3、やばい、つけるかなー??



2、あとすこし!!



1、あとは入るだけ!



ガラッ



「セーフ」キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン




よかった、間に合ったー!



「なにがセーフだ、如月。大目にみてやるからさっさと席つけー」




なーんだ。完璧セーフじゃないのかー。