ことり公園。

「よっしゃーーー、終わった終わった!行こうぜ小鳥遊!」

「……」


 テスト期間中はまるで抜け殻のように元気がなかったたかひろだが、テストが終わった放課後には、すっかり元気を取り戻して、寧ろ前より生き生きしていた。


 そして何故か近くのファミレスに行こうと誘われた俺は、たかひろのテンションに若干引きながらも付いて行く。


 ……終わってみて、今までのことを振り返ると、わりと手応えはあった。


 あとは、結果を待つしかない。


 ……今まで、テストでこんなに緊張したことはなかったな。


「おーい!!」


 考えているうちに、ずいぶん置いてかれていたようで、先々と進んでいっていたたかひろに、大声で呼ばれた。


 ……まったくあいつは。


 少し呆れつつも、俺は早足でその元気な背中を追いかけた。


「……テンション上がってるところ悪いけど、結果は大丈夫?」


 俺が聞くと、たかひろはびくり、と肩を震わせた。


「……母さんが鬼になる前に、証拠隠滅する方法一緒に考えてくれない?」

「……無理。」


 ……こいつ、小学生の頃どうやって受験乗り切ったんだよ。


 中等部から一緒だか、こうして疑問に思うことは度々あった。