ことり公園。

 俺は帰ってすぐに、鈴原にあんな事を言ってしまったことを、後悔していた。


 1位をとるって言ったって、狙ってた訳ではないし、いつも全力だった。


 それに、……もし勝ったって、俺は、フラれることになる。


 ただ俺は、顔も知らない絵鳩こうたに勝つことで、少しの自信を身につけたかった。


 しかし正直、自信があるか、と言われたら、答えは微妙だ。


 俺にとって、絵鳩こうたに勝つための策は、……いつも通りにやること、だけだ。


 俺はびっしりと埋め尽くされたテスト計画の用紙に大きなため息を浴びせ、自らに集中、と言い聞かせながら机へと向かった。