てんしのうた

「俺の母さんは風俗店で知り合った男との間に子供をつくって出ていくし、
父さんはアル中で入院するし、ボロボロだったんだ。
すべてが。」


「うん・・・。」


尚斗のお母さんは元々風俗店で働いていて、お父さんはそれに惚れて
デキちゃった結婚したんだよ、確か。


「そんな中で俺は愛生と出会ったんだ。」


周りにいる人はやさしくて温かった。

俺はそんな状況に耐えられなかったんだ。」


「でも・・・。」


「俺、愛生は何にも考えてない子だと思ってたんだ。
でも、違った。
俺、ホントに愛生にひどいこといってしまった。」


「愛生はそんなにバカじゃない。
小さいころから人一倍考えてる。

だから悪気のないことなんてとっくに許してるよ。」