てんしのうた

「尚斗くん!
今日はホントに楽しかった!
ありがとね!」


「どういたしまして。」


「またいけたら行こうね!」


「そうだな!」


「じゃあまたね♪」


あたしが手をふって歩き出そうとしたとき。


ぎゅっ。


「えっ?」


「俺、舞台で歌うはずだった歌、聞きたい。」


「え・・・?
でも下手だよ・・・?」


「俺のために歌ってほしい。」


「わかった。」


”この世はわたしひとりのもの

リンゴの魔法をかけてしまうなら永遠の眠りにつくだろう”


ばたっ。