てんしのうた

「・・・愛生と話たのはいつぶりかな・・・。」


「さぁ・・・。」

たしかに光汰お兄ちゃんにわたしの名前を呼ばれたのはいつぶりだろう。


「ごめんな・・・愛生。」


「うん。」


「俺あのときまだ小三で愛生が4歳だったんだよ。
でも愛生は生まれつき病気でずっとお父さんもお母さんも愛生につきっきりだったから俺のことなんてどうでもいいんだって思って。

愛生に嫉妬してたんだよ。

それなのにお父さんも愛生のせいで死んでしまったってずっと思ってたんだよ。

愛生も愛生なりに苦しかったんだよな。
ごめんな。おまえの兄なのにいままで兄らしいことしてこれなくて。

ホントにごめんな・・・・。」


そういっている兄のことを見てたらなぜか泣けてきた。


「・・・ううん。」

涙を流しながらそういった。