(プロローグ)

今日も輝く

蛍光色のダサい貴方のジャージ姿

毎日いつもの場所でみれることが

何よりもうれしい!



(本編)

次は〜坂の上〜坂の上
私は今日から念願の高校生。
必死で勉強してどうしてもこの高校に
行きたかった。それが叶ったんだ。
私の名前は吉田まゆ。今は通学途中で
電車に乗っている。一人だ
間も無く坂の上〜坂の上
駅員の放送とともに電車が止まる。

「ふぁあ、ここが坂の上高校か〜」
私は友達と教室へ向かう。

「わたしらは、1年1組だから…んーと、あ!この教室か!」
と、友達とワイワイ話をしながら教室のドアをあけた。
「ガラ…」
ドアの奥には担任らしき人が「おはよう。」と言ってきた。
私はおはようと返したが、内心この人が先生か〜なんかやだな〜
と、思いつつも席へ座る。

入学式前、HRで先生が自己紹介をした。
「このクラスを1年間持つことになった宮本雄基といいます。23歳。この高校に来て2年目で初めてクラスを持ちました。趣味はスノボ、野球。顧問は柔道部です。担当は男子の体育。よろしくお願いします。」

へぇ〜かなりアウトドアな先生なんだ。
と思ったりもしつつこの頃はまだ何も思いもしなかった。

入学式の始まる前整列の時に欠席確認。

「森口南」「はいっ。」
「吉田まゆ」「はいっ。」
と点呼をしていく中、先生が言った
「吉田さんが他にも2人いるからまゆって呼ぶな〜!よろしく。」
それが何とも私には嬉しかった。
今までしたの名前で呼んでもらえたことがなかったからだ。

入学式も終わりその日は下校した。
次の日校門にさしかかってすぐぐらいにある武道場からとてつもなくダサい蛍光色のジャージを着た宮本先生が後ろ向いてたっている。
なぜかわからないが、私は少し気になりはじめていた。

私は少し恥ずかしかったが、先生に挨拶してみた。
「おはよー先生」
先生もあいさつをかえしてくれた。
「おお!まゆか!おはよう。」
「てか先生ジャージ蛍光色すぎてチカチカする。」