「信じらんない信じらんないっ湊のバカバカバカー!!」


私は飛び起きて、湊をキッと睨んだ。


でも湊はそんなのちっとも堪えていないようで。


口の端を上げながら、


「いいじゃん、俺ら付き合ってるんだし?」


「そう言う問題じゃない!どうせまた窓から侵入したんでしょ!?」


私がちらりと窓に視線を移すと。


案の定、窓ガラスは全開になって開いていた。


窓からは、湊の部屋が見える。


そう。湊は、私の彼氏であり、家が隣同士の幼なじみです。


だから毎日毎日毎日!


私の部屋の窓の鍵が開いてるのをいいことに、窓から侵入してくる。


めっちゃいい迷惑なんですけど。