ブラウニーと唐辛子

他の男子が来たので、私はいつも通りに本を読む。
「あやめー!!」
愛乃が飛びつくのを真顔で見る。
机に激突して、自滅している様子を他人事のように見た。
「おはよう。」
何もないように挨拶をする。
「おはよー……」
頭を押さえながら笑った。