すると、
コンコン…
ノックの音がした。
「ん?レイか。入れよ」
アレンは剣を鞘に納めながら言う。
レイは微笑みながら部屋に入ってきた。
「失礼します。ふふふ、アレンったら気配だけで私だってわかるのね。」
レイは嬉しそうに言った。
「ん、まぁ1日一緒にいればそうなるだろ」
アレンはベッドに腰掛けながら答えた。
アレンとレイを見ながら震える人が約二名……。
「で、どうしたんだ?」
「ああ、三人が騒いでるのが聞こえたから…。」
「…うるさかったか?」
アレンは若干青ざめながら聞いた。
レイの怖さを今日の昼に知ったからだ。
「いいえ、楽しそうだなって思って。やっぱり一人より大勢はいいわね」
レイは少し寂しそうに微笑んだ。
「…明日、出発するんですって?」
「…おぅ。」
「そう…。」
アレンは少し考えた後。
「…お前も来るか?」
と言った。
目を見開いくレイ。
「いいの?」
「まぁ、俺はいいけど?嫌か?」
アレンはレイの方を見ながら首をかしげた。
「ううん、嬉しい!!一緒に行ってもいいかしら?」
レイはギルクとイルに聞いた。
「もっちろん!!わーい、女の子だぁ♪」
「全然いーぜ!!美人だし…ぐはっ」
ギルクはイルに殴られながらもOKした。
「ふふ、ありがとう。よろしくお願いします♪」
こうして、レイはアレン達の仲間になったのであった。