「ここは『暗黒城』と呼ばれている、魔王様の住居。入ればまたすぐに手柄目当ての馬鹿に襲われるでしょう。ですが、何をされても無視して下さい」 「何だよ嫌そうにしてさ。大丈夫だって、雑魚だから。」 二人に説得されて、『嫌そう』にしていたギルクは渋々承諾する。 「お前らは、倒されて気絶している。それを忘れるなよ?」 コニスが念をおすと、四人は素直に頷いた。 「それでは、いきます。」 二人と四人は、城内に入っていった。