「…母さんの…何なんですか」 アレンが少し掠れた声でルティに言う。 「母さんの、ちゅーよりは父さんのだな。小さい頃からの親友だ!!」 「…父さん?」 しばらくの沈黙の後、アレンが呟いた。 「そういえばアレンのお父さんて、私達は知らないわよねぇ。」 イルがふむふむと頷きながら顎に手を当てた。 「アレンの父さんてどんな人なんだ?」 ギルクがアレンを見ながら聞いた。 「…知らない」