会いたいと指で
机の上に書いてみる


グラスに氷浮かべて
グラスを右に左に傾けて
氷がカラカラ鳴るのを聴いてみる



溶けてなくなる氷に
過ぎていく時間を重ね
通り過ぎる人を思い浮かべて
愛した日々を振り返る




花火祭りの夜に
貴方の隣で見た花火の灯りは
とても眩しくて
今でも
はっきりおぼえてる


私の心に降る雨は
優しく冷たい雨だった

私の心に降る星は
哀しくて優しい灯だった




会いたいと指で
机の上に書いてみる

涙で滲んだ目に映る
歪んだ文字が泣いている