さよならって言った言葉の後に
フッと消えた貴方の笑顔


貴方は夢を壊してしまった

後ろ姿だけど貴方の流す涙が
私にはよくわかる

黒いコートに身を包み
口元までマフラーで覆って

自分の殻にこもり
哀しみを隠して
貴方は木枯らしの中 去っていった


失った温もりが大きすぎて

過ごした日々が暖かすぎて

掛ける言葉を見付けられなかった

心の中を凍らせるように
冷たい風が吹き抜けていった