読書少女





「襲うわけねーだろ。コイツの鈍感さに驚いてただけだよ」



「へぇ…アンタ少しは気があいそうね」



「お前もか」



「そりゃあね」



お互いに手を握りあい栄光を讃え合った



鈍感さがどれほどの脅威かを知る者同士仲良くやっていけるだろう…




そのとき、凪がわかりづらい穏やかな顔をしていたことに気付かなかった



むしろ凪には俺らの心情を察してもらいたいものだ…



sideend.