青春してます。



あ、ごめんね、さやかちゃん。
突然なんだけど
潤がどこにいるかわかんないかな?


潤、とは私の双子の兄。
柏木潤である。
バスケ部でクラスは2組。
ちょっとナルシ入ってるけど
私と双子なだけあってよく
私のことをわかってくれる。

なるほど、錦戸先輩の用事って
潤のことか。


あっ、潤ですか?
えーーっと、クラスにいないなら
屋上だと思うんですけど…
どうかしましたか?


お、サンキュー♪
んやー、今度土日練習試合
なんだけどーさ。
潤にスタメンで出て欲しくて。
それ伝えよーとしてたんだ。


そーなんですか。
呼んできましょうか?


ん、いいよ。大丈夫。
俺が行くから。ありがとね。


あ、はい!
こちらこそ。


そう言って教室に戻ろうとすると
手首をつかまれた。


ひゃっ?!


いきなりのことで驚きすぎて
変な声が出てしまう。


ご、ごめん、
あの…さ。もひとつ用事いい?


あ、はい…なんですか?


今日さ、部活終わったら
裏門のとこに来てくれないかな?
大丈夫?



部活終わってから…ですね!
了解です!


よかった。
じゃ、また放課後、ね。


はーい


その時はその場の勢いで
アッサリ了解したけど
用事ってなんだろ?
潤のことでそんなに手を焼いてる
のかな、、とか不安になって
あんまりそれから午後の授業も
集中できなかった。