リビングに行くと、テーブルの上にはホカホカ湯気の立つ朝ご飯が並んでいた。 今日は和食メニューだ。 「うわ〜! おいしそ〜!!」 私たちは、向かい合ってテーブルについた。 そしてふたり同時に手を合わせる。 「「いただきます」」 始めに湯気のたつ、しじみのお味噌汁を啜った。 しじみのうまみが口に広がる。 「うわっ! すっごくおいしいよ、湊!」 「それはそれはよかったです」 湊ってば、ちゃんと私のエプロン着てるし、主夫って感じだ。