【完】クールな同級生と、秘密の婚約!?



「パンツを見られるなんて……。
私もう、お嫁に行けないよ〜」


この一件を気に病んでお嫁に行けなかったら、あいつのせいだ。


「大丈夫よ。泣かないで、亜瑚。
笑顔と元気と明るさが、亜瑚のいいところでしょ?」


私を励ますように明るく持ち上げた声で言って、ね?と小首を傾げる玲奈。


「うう、玲奈ぁ〜!」


女神のような親友に、私はベショベショに濡れた顔のまま抱きついた。