「パンツを見られるなんて……。 私もう、お嫁に行けないよ〜」 この一件を気に病んでお嫁に行けなかったら、あいつのせいだ。 「大丈夫よ。泣かないで、亜瑚。 笑顔と元気と明るさが、亜瑚のいいところでしょ?」 私を励ますように明るく持ち上げた声で言って、ね?と小首を傾げる玲奈。 「うう、玲奈ぁ〜!」 女神のような親友に、私はベショベショに濡れた顔のまま抱きついた。