「こんちは。湊のダチの祐馬です☆ よろしく!」 「こんにちは。来栖亜瑚っていいます!」 近くにきた祐馬くんは、遠くで見るよりも断然かっこよかった。 チャラそうなイメージを持っていたけど、笑顔が朗らかで不思議な安心感がある。 「ほんと、眩しいねー☆」 ふと、祐馬くんが目を細めて笑った。 その言葉の意味が分からず、「え?」と聞き返すと、祐馬くんは笑顔のまま首を振る。 「んーん、なんでもない! 湊のことよろしく頼むね、亜瑚ちゃん」 「はい!!」 湊思いな友人に、私は笑顔で大きく頷いた。