「続いては最終プログラム、選抜リレーです。該当者は入場門に集まってください」 突然入ったアナウンスに、ぴたっと動きを止める私たち。 選抜リレーは、湊の出場種目だ。 「また邪魔が入ったな」 「ふふ。しょうがないね」 くすくす笑うと、湊が額をこづいてきた。 「ねぇ、亜瑚。リレー頑張れるように、愛、伝えて?」 「え?」 湊がまた私に覆いかぶさり、優しく抱きしめてくる。 さっきまでの色っぽい湊とは正反対で、懐いてくる子猫みたいな湊がすごく可愛い。