「でも今までの愛情表現じゃ、俺の気持ち伝わらないってこと?」
「え……?」
「俺の全部、やるよ。俺はもう、亜瑚のものだから」
「……っ」
湊の言葉に、体中が熱を帯びる。
「だから、亜瑚も全部俺に預けて。
不安になんかさせないくらい、愛するから」
そして、覆い被さるように唇が塞がれた。
苦しいくらい、強引なキス。
こんなキスをされたのは初めてで。
「んっ、んんっ……」
でもここは保健室だ。
いつ先生が戻ってくるかもわからないし、生徒が入ってくるかもしれない。
こんなところ見られたら、私たちのことがバレてしまう。
「ん、だ、だめっ……。誰かが来たら……んんっ」
力を振り絞り、なんとか抵抗するも虚しく、再び湊に唇を塞がれてしまう。
そっと目を開ければ、かすかに目を開けた湊と、わずか数センチという距離で視線が絡み合った。
湊の目……、いつもより熱を帯びてて、すごく色っぽい……。
そんな目で見つめられたら、もう湊のことしか考えられなくなってしまう。


