「な、なにするの……!」
咄嗟に抵抗しようとしたけれど、私の顔のすぐ横に手をつきまっすぐに見下ろしてくる湊の瞳が、私の動きを封じた。
「あれ、キスされてないよ。
告られてキスされそうになったけど、断った。
大切な人がいるからって」
「それって……」
「亜瑚に決まってる」
「……っ」
じゃあ、誤解、だったってこと……?
「そんなに俺、信用ない?」
「ちが……」
「俺は学校いる時も、ずっと亜瑚のこと考えてる。
俺の頭ん中、亜瑚しかいないよ」
「湊……」
まっすぐに見つめてくる眼差しに瞳が囚われて、ストレートな告白に心がグッと掴まれる。


